司法試験予備試験に1年合格したペンギンの備忘録

司法試験予備試験に1年合格したペンギンの備忘録

文学部卒。2019年夏頃から勉強を始め、2020年度の司法試験予備試験・2021年度の司法試験を通過しました。

夜は短し眠れよ乙女

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【読むとよいタイミング】学習開始直後/勉強に疲れたら

 

 ひろゆき氏は人生の最優先事項が「睡眠の確保」だそうです…という話を導入に睡眠の重要性について書こうとしたところ、話が脱線してしまい、前回はひろゆき氏の『1%の努力』(ダイヤモンド社)の書評を書いてしまいました。

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 ちなみに私の人生の最優先事項は「片頭痛の発作を起こさないこと」です…ということで片頭痛の話を始めたらふたたび脱線してしまいそうなので、やめておきます。今回こそは睡眠の重要性について書く!

 

目次

 

頭を良くするために眠ろう

 きちんと睡眠時間は確保していますか? まさか、必要な睡眠時間を削ってまで勉強していませんか? 試験に合格するためには勉強しなければいけませんが、同じくらいの重要性で、試験に合格するためには眠らなければいけません。

 記憶は睡眠中に定着する、という知識はある程度「常識」になっているかもしれません。暗記したい事柄がある場合には寝る前に叩き込む、という受験生も多いと思います。

 ただし、睡眠の効果はそれだけではありません。睡眠には、記憶を整理して創造性を生み出す効果もあります。そんな、睡眠の効果について詳しく解説した本として『睡眠こそ最強の解決策である』(マシュー・ウォーカー/SBクリエイティブ)をおすすめします。

 受験勉強の話と若干離れてしまって恐縮ですが、この本では、朝型人間なのか夜型人間なのかという体質(クロノタイプ)は遺伝子によって決まる、という知見が紹介されています。3割程度存在する夜型人間の学生に対して圧倒的な不利益をもたらす、早すぎる始業時間に警鐘を鳴らしています。

 ど深夜型人間(+低血圧)である私は、高校生の頃、ほとんど始業時間に学校に行けたことがありません。それによって悲しい扱いを受けたこともあります。(なぜ日本の学校では、朝型人間が人格的に優れていて、夜型人間の人格を否定してもよいことになっているのでしょうか…)

 ぜひとも日本の教育関係者全員がこの本を読んで、「みんなにやさしい始業時間」を導入してくれる日が来ることを祈っています。

眠り始めの質を向上させよう

 もし翻訳文が苦手という場合、スタンフォード大学で睡眠の研究を行う西野精治教授が書いた『スタンフォード式 最高の睡眠』(SBクリエイティブ)がおすすめです。

 NHKが一時期「睡眠負債」という言葉を流行らせようとキャンペーンを行っていたため、この番組に出演した西野教授は知らなくても、この言葉は知っているという方も多いのではないでしょうか。(2017年放送の番組ですが、下記リンクでは2021年7月時点でも睡眠負債チェックができるようです。)

www.nhk.or.jp

 昔からある、睡眠にまつわる迷信に「レム睡眠とノンレム睡眠の周期は1時間半だから、睡眠時間は1.5の倍数になるようにしたほうがいい」というものがあります。私も長い間、信じていました。

 しかし、レム睡眠とノンレム睡眠の周期があるのは間違いないとしても、周期が1時間半とは限りません。個人差もあります。そこで、西野教授は眠り始めの「黄金の90分」こそが重要で、その質を向上させるべきだと提唱しています。

 『睡眠こそ最強の解決策である』と重複する部分もありますが、眠る前にカフェインを取らない、深部体温を下げる、太陽光で目覚める、といった、睡眠の質を向上させるための具体的な方法が数多く紹介されています。

自分の睡眠を客観的に分析しよう

 では、結局のところ、何時間眠ればいいんでしょうか? どちらの本も、ざっくり言うと「6時間はNG、7時間は必要、8時間が望ましい」という結論です。そのようなまとめ方も十分に不正確ですが、さらに不正確なことを言うと、最終的には「人による」のではないか、という感想を私は抱きました。

 前述の通り、どのくらいの周期でレム睡眠とノンレム睡眠が訪れるかには個人差があります。さらに、疲れた時にはたくさん眠りたくなるものです。若い人はたくさん眠れるし、年を取ると眠れなくなると言います。

 そのため、自分が十分に眠れているか、そして、自分が何時間眠ればいいかは、最終的に自分で判断するしかありません。

 幸いなことに、最近は、睡眠時の振動を検知して適切なタイミングでアラームを鳴らしてくれるアプリがたくさんあります。たいていは睡眠のログを取得してくれるはずですから、そのようなアプリを使って自分の睡眠を客観的に分析してみましょう。(私は、シンプルなUIが好きだから、というだけの理由で、長年「Sleep Meister」というアプリに起こしてもらっています。)

・・・

 最後に。いくら「睡眠が大事!眠れ!」と言われても、試験のことが気になって眠れない夜がありますよね。たくさんありますよね。

 浮かんでくる思考を消すためには「コツ」と「訓練」が必要です。自分の思考を客観化するためのツールとして「瞑想」もおすすめしていますので、もし興味があったら試してみてください。

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